花鳥・庭・生き物
秋 傷んだ蝶 名月と特急「はくたか」。
今年の9月はしのぎやすくいつもより秋のおもむきを感じる。
樹下美術館の昼、羽を傷めているヒョウモンチョウ。
ひるむ事無く羽を広げた。
秋蝶の傷みし羽を広げたり
今夜は仲秋の名月、空は連日晴れて月の出番を歓迎している。
別れを告げながらひた走るほくほく線特急「はくたか」にとって、仲秋の名月は最後となった。
感情移入もあって、あっという間に遠ざかる特急自身に名残惜しさが漂って見える。
以下は暗がりですが、今夕の「はくたか」と名月です。
はくたか21号越後湯沢行きを見送る仲秋の名月。はくたかは右手に進んでます。
名月はおほきく登りてはくたかの 頸城の秋に名残惜しけれ
雨で始まった秋 畑が気になる昨今。
すぐれない日が続く本日9月1日、秋は雨で始まった。
最近夜間など非常に激しく降り、一帯は安全なはずなのに心配になるほどだ。
さて診療所でお会いする多くの皆さんは何かと問題を抱えながらも畑をされる。
多くは女性で、全作業から草取りだけ、あるいはもぐだけなど家族の中で様々な役割でされる。
一方男性も非常に熱心な人から鍬打ちや棚作りだけ、という人まで少なくない。
秋を迎えて畑は豆類、胡瓜、トマトなどの「棚壊し」を終えて、秋の「撒きもの」の真っ最中。
およそ大根と白菜は欠かせない。
いずれもうね作りと種まきが必要で、せっかく撒いたのに雨で流された、うねが崩れた、と
いう嘆きを耳にする。
だんだん畑が小さくなってくる、花だけにした、という話も時には聞かなければならない。
心身の調子の良し悪しは畑の事を尋ねるとヒントになる。
「マイペースで」という言葉は重要で、嘆きが混じる人にはよくそうお伝えします。
さらば夏の「はくたか」 幸せなヒメアカタテハ。
最後の夏の日、美術館で昼食をしました。
午後お客様が続き、昨日のサブリーユのプレーヤーさんやお客様だった方のご家族も見えられた。
さらに外人さんを交えた皆様、一家5人さん、先輩ご夫婦ほか皆様有り難うございました。
鑑賞とおくつろぎの様子はとても張り合いでした。
今日で「はくたか」は最後の夏を終える。
幸せなヒメアカタテハのつがい。
後ろの個体がよく見えませんがこれ以上邪魔もできません。
さて田圃へ出るとはくたかがやってくる。本日で夏の走行が終わり、明日から最後の秋冬へと向かう。
これまではくたかに大きな事故はなかった。どうか最後まで無事に走って欲しい。
拙歌)
はくたかの夏は終はりぬ白雲の 頸城の田なかを風のごと往く
潟川の夕暮れ カルガモの月浴び。
昨日は午後から次第に雲が退いて暑くもなく穏やかな夕暮れとなった。
大潟区や頸城区などの水田を潤す小さな潟川。
その夕暮れにカルガモなのか水鳥一家は静かに逍遙する風だった。
拙句) 水鳥の川面の月と眠りませ
拙文) 「かるがもの月浴び」
ある夏の晩
さあ今夜は満月だから月を浴びましょう
お母さん鴨が子ども達に言いました
川面に写るまあるい月の中に年の順から入るのです
最初にお母さんが入りました
月の水面をちょんちょんと突ついて水を吸います
続けて体を潜らせ、震わせ、立ち上がって力一杯羽ばたきました
金色のしぶきがぱーと飛び散りました
同じ事をもう一度繰り返えすとゆっくり羽をたたんで目を瞑ったのです
穏やかな光りがお母さんを被っていました
七羽の子どもたちも順に水を飲み潜りしぶきを上げました
最後は皆目を瞑って月に包まれます
はいあなたの番よ、最後にちびちゃんが呼ばれました
うとうとしてしていたチビちゃんも光の中に入りました
金色の水をすすると眠気が覚めます、夢中になって潜って羽ばたきました
ああ、なんて気持ちがいいのでしょう
揺れる水面、飛び散るしぶき、なにもかもが金色に輝いています
チビちゃんは何度もしぶきを上げ羽ばたきました
さあ目を瞑って、お母さんの声がしました
あわてて羽をたたむと首を曲げて目を閉じました
どきどきしていた心臓がだんだんとゆっくりになります
月はひときわ優しいい光でチビちゃんを包みました
頭の中に真白な卵が一つ現れて中にまあるい黄身が浮かんでいました
私も昔は月だったのかしら、私のまあるい月、、、遠い短い夢でした
さあ帰りましょう明日も早いのよ、またお母さんの声です
チビちゃんは今見た夢をすっかり忘れていました
居眠りしていた子ども達は急いで集まると真っ直ぐねぐらへ向かいました
月はもうひと遊び、と言って川面でゆらゆら揺れながら波乗りをしました
降り続く雨 巻き毛風のカノコユリ。
盆を控えた夏休みの真っ最中に雨が降り止まない。
昨日は、「雨のお陰で墓前に供えるアズマギクがしゃんとしてきて助かった」と仰る人がいた。
また「田にも良かった」と言う方も。
しかし本日は、「もう雨はいらない」と言う人ばかりとなった。
暑さの庭でずっと蕾を閉じていたカノコユリの白が咲き始めた(上)。
くるりくるりと花びらを後方に巻くような姿は涼しげで愛らしい。
恥ずかしながら私はどちらかというとショートヘアーが好きで、娘もそうでしたが子どもの自然な巻き毛のショートは特に可愛いと感じました。
当時の本人は少々悩んでいましたが、この花を見ると娘の子ども時代を思い出します。
最近巻き毛のお子さんが少なく思われますが、早くからパーマをかけるのでしょうか。
熱中症の季節 強いムクゲ 四ツ屋浜の夕暮れ。
暑い日が続いている。
この日午前中、一人で畑仕事をされていて倒れ、自ら気づいたいう女性が来院された。
37,7度の発熱だが感染症症状はなく典型的な熱中症。
超高齢や糖尿病の方では熱暑に対する脱水症への閾値が低下している。
多い糖尿病で言えば、夏は美味しい漬け物、、ビール、清涼飲料水、スタミナ食意識、来客、外食、旅行などによって、
オーバーカロリーとなり、運動不足の冬にも劣らず血糖コントロールが乱れやすいように思われる。
本日の方もこのようなケースに相当され、午前早めの畑でお茶持参にも拘わらず倒れられた。
例年9月半ばまで油断できない日が続く。
暑さの盛り、しかも直射日光のもとでムクゲが咲いている。
枝などはとても軟らかなのに強い花だと思う。
傍にいた一人の青年がスマホを構えて自分を写そうとして苦労されていた。
背景に夕陽が入れば自分は暗くなるのでアングルが難しいらしい。
撮ってあげましょう、と言ったまでは良かったが、今度は私がスマホに手こずってしまった。
少し横を向いて貰って何とか撮れたましたが。
ピンクのカノコユリ 夕暮れの渋柿浜海岸。
当地上越市は洪水も無くいつしか梅雨が空け晴天が続いている。
本日午後は庭に散水し、夕食は妙高市から来ている孫たちと外食。
帰りに日没の大潟漁港に寄った。
松林を抜けると急に広がる海に歓声が上がった。
漁港から西は渚に沿ってコンクリートの段が続いている。
波打ち際に沢山小さなカニがいて、1年生のボクは大興奮。
走って二度も転んだが、今度はパパと網を持って来て捕まえるんだと繰り返した。
大人も動き回るカニに夢中でした。
※波がかぶる場所のコンクリートは薄い藻が生えていて非常に滑りやすくなっています。
転倒しないよう十分にお気を付けください
カノコユリは赤い花が咲き始めた。暑さのなか、白はまだしっかり蕾を閉じている。
明日から8月、いよいよ暑さのピークが始まるのでしょう。
本日樹下美術館をお訪ねの皆様、〝まことに有り難うございました〟
リモコンヘリ 愛知県からご夫婦。
水曜日午後はいつもの特養ホームの出務。
本日皆さんはホールで2軍に分かれ、木のボールをスティックで叩いてホールに入れるくゲームをされていた。
スティックを握ると普段座ったままの方が突然車椅子から立ち上がるのを見て目を見張らされた。
暑くなりはじめましたが、その影響もなく受け持ちの皆様は落ち着いていました。
南に隣接する水田でリモコンヘリによる消毒作業がされていた。
とても安定した飛行。
本日の斑入り桔梗。
昨日の花はしおれて新しい蕾が開いていた。こまかな斑点だった。
美術館には、愛知県から所用で上越に来られた若いご夫婦がお見えでした。
食べログで見たということ。館内の後、デッキでゆっくりされたと聞きました。
愛知県はお茶を飲むところが沢山ありますが、上越は少ないですね、と仰いました。
この話は他県の方からよくお聞きします。
食べ物屋さんは多いと思うのですが、休まず仕事に精出す土地がらということでしょうか。
秋のお寿司の会の日程変更のお詫びとお知らせ 斑入り白桔梗。
皆様にお知らせ致していました10月の「陶齋の器でお寿司を食べる秋の会」の日程を
都合により以下のように変更させて頂くことになりました。
●10月の毎日曜日(4日、11日、18日、25日)の4回開催を。
→第1、第3日曜日(4日、18日)の2回開催とさせて頂きす。
このためお申し込み頂いた皆様の日程を調整させていただいた所、すでに予約が一杯となりました。
「ぜひ続けて」とご好評の会でしたので、引き続き来年も予定したいと存じます。
この度ははなはだ勝手を致して申し分けありません、どうか宜しくお願い申し上げます。
本日咲いていた斑入りの白桔梗。
先日の斑点状の花が終わり、いっそう明瞭な模様の花が現れました。
(今カフェの正面奥で咲いていて、まだいくつか蕾が残っていますので楽しみです)
残念だった関根学園 気になる花 明日は晴れる四ツ屋浜。
夏の高校野球、新潟県大会決勝戦で上越の関根学園は善戦したが敗退した。
2点を先取し8回裏まで2-1でリードしていただけに大変残念だった。
終わったことだが、先発投手の中村が投打にラッキーカラーを帯びていたただけに投げ続けてみる手は無かったか。
それにしても決勝まで勝ち進んだ関根学園に実力と強いスピリットを感じた。
人一倍練習を積んだのだろう。どうか新たな強豪校として捲土重来を果たしてください。
さて庭は黄色の車百合と白の桔梗が気になる。とても可憐な黄色のクルマユリ。長年5,6本咲いたが今年はこの一本。
ネットでも中々見当たらない種類で、何とか頑張ってほしい。
昨年に続いて今年も青い斑がはいった白桔梗。
この花は小さな紫の斑点が散らばっている。果たして残りの蕾はどんなだろう。
本日は暗がり部分の枝はらいを試みた。はびこる竹、モミジ、桜、ウツギ、その他もろもろに手を付けたが切りがなかった。
本日は昨日の猛暑から一転して涼しくなったので助かった。
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