明け暮れ 我が家 お出かけ

名茄子 拙茄子。

2012年7月10日(火曜日)

京都の知人から今年も水茄子の漬け物を頂いた。大阪は泉州の名産、皮やわらかく水分たっぷり。農家の人は作業中、これで喉を潤すと聞いた。名茄子であろう。

 

※泉州:旧和泉国(いずみのくに)にあたり、大阪府の南部、堺市から和歌山県に至る一帯とのこと。

 

 名ナス
昼食に大変さっぱりの漬け物。見た目も涼しい。
皮が柔らかいので手で縦にちぎって食べるのが流儀らしい。

 

拙ナス夕食は、ハンバーグに添えられた拙妻の茄子と獅子唐。

 

妻の畑で野菜が採れ始めた。茄子と獅子唐、ピーマン、パプリカ、トマト、サヤインゲン、バジルなどを作っている。
母が残した畑の一部を掘り返して使っているが、土と場所が良いとかでうまくいっているようだ。

 

母の故郷の古枝小学校から。

2012年6月22日(金曜日)

今年3月の連休に九州を旅行し、佐賀県鹿島市の古枝小学校を訪ねた。校長、教頭の両先生にお目に掛かり、ささやかな図書費の寄付をさせていただいた。

 

このたび礼状とともに30冊の購入リストとその展示写真を橋口校長から届けていただいた。良い本が選ばれていて嬉しく思い、かつ大変丁寧にしていただいたことに恐縮と感謝を禁じ得なかった。

 

図書
“新潟県の小生から頂いた本”として展示してくださった。

 

幼少に父を亡くした母を支えてくれた佐賀県の田園、古枝と古枝小学校の話は、母の晩年によく聞いた。この春、いつかその地を訪ねたい念願が叶った。学校の校庭で遊ぶ児童の姿に、幼少の母が交じっている錯覚を覚え忘れ難い。

 

個人的な経験からしても、子どもを支え教育する学校は本当に貴重な場所だと思う。母を介した九州の、とある小学校とのささやかな縁を喜びたい。

雨のち晴れ週末の上京 食事 酒場・ルパン 二つの展覧会。

2012年6月17日(日曜日)

先週末午後から上京した。同夜古い友人の快気祝の食事をし、晴れた翌日の日曜日に展覧会を二つ見た。

 

1群馬県北部の田んぼ 土曜日午後の新幹線車中から、群馬県北部は雨の水田。

 

2六本木のカフェ
都内のオープンカフェも雨降り。かすかな蚊取り線香が雨をすっきり感じさせていた。

 

3マンゴービネガー
最後の最後に出たマンゴービネガー。

4ルパン
ついに行ってみた酒場・ルパン

 

土曜日の食事はル・マノワール・ダスティンで五十嵐安雄シェフの料理を堪能した。すみずみまで氏の真心が込められたアラカルトから夏トリュフの前菜と魚料理を二品選んだ、その後チーズ、デザート、珈琲と進み最後に口直しのマンゴービネガーがママレードと一緒に出されて終わった。4時間が経っていた。

   

五十嵐シェフと一緒に
五十嵐シェフ(後列左から二人目)とともに。
およそ年一回、もう20年近く食事会を続けた仲間で会うのは刻一刻貴重になっていく。

 

 

遅かったが、前々から行ってみようというバー・ルパンへ寄った。文士名士たちが愛しに愛した店。ここのカウンター奥で撮られた太宰治の写真はあまりに有名。今でもその席に座ってみる客は引きも切らないという。当夜20席ほどの店内は満員で、若い男性たちが太宰の席を喜んでいた。

 

大騒ぎしなくとも昭和の遺産というべきバーが残り、流行っている。さすが東京、文化の力だ。

  

5紅型展 沖縄復帰40周年記念 紅型 展図録 サントリー美術館 

サントリー美術館の紅型(びんがた)展は独特な沖縄の美を印象づけられる。親しさとともにあるエキゾチズム。明瞭な色と形。多くの国宝があり、衣服として実用された染色芸術は保存状態が良く素晴らしかった。幸せな旅情へ誘われる第一級の展覧会だった。

 

6大エルミタージュ美術館展IMG_9640大エルミタージュ美術館展 新国立美術館 図録
日本テレビ放送網©2012

 

ロシア350年におよぶロマノフ王朝が蒐集した代表絵画作品展。16世紀・人間の世紀、17世紀・黄金の世紀、18世紀・革命の世紀、19世紀・進化する世紀、そして20世紀=アヴァンギャルドの世紀、流れ沿って展示は一見の価値ある。

 

それにしてもまる一日半見ていないコムクドリはどうしただろうか。

少し疲れた日 夕暮れ電車と音楽。

2012年6月9日(土曜日)

先日の頸城平野の夕暮れ電車

暮れる柳町

頸城平野のはくたか
「はくたか」

 

昨夜聞いたルイス・ミゲル“Inolvidable”。

チューリップ 貴重で運命的な遺産、現憲法。

2012年5月3日(木曜日)

毎年春らしい春を告げるチューリップが盛りを過ぎようとしている。

この花については妻が仕事場に植え続けているのを見ているうちに、段々と好きになった。

 

 

チューリップ
今年美術館と仕事場に咲いたけなげなチューリップたち。

チューリップはもともと可憐なうえ、品種改良によって美しさを飛躍させていたようだ。一方こちらも年のせいで、幼少に親しんだ花を懐かしむようなふしもある。

さて本日有り難い祝日は憲法記念日だった。不戦を謳う現憲法は世界遺産よりはるかに貴重かもしれない。それを貫くのは知性・理性・愛情など人間の柔らかな部分を核とする精神であり、ある意味芸術的な深さがあるのではないだろうか。

心勇ましいのは良いことだが好戦の短気は呉々も禁物だ。現憲法は決して遺物ではなかろう。それどころか精神は紛争の解決にますます付与し、平和へのリードが可能な貴重で運命的な遺産に見える。

鵜の池の丸山(新潟県立大潟水と森公園)で朝食。

2012年4月30日(月曜日)

昨晩急に決めたとおり、鵜の池の丸山公園(県立大潟水と森公園)で朝食をしました。この公園には至る所にベンチやテーブルの心遣いがあります。あるいは芝生も随所にありますので、お弁当を広げるにこと欠きません。

 

早い時間だったので一番気に入った場所で食べました。新緑が萌え立ちなんとも気持ちが良かったです。

1半島の道を行く。
左右に池、半島の道を丸山へ。

2橋をわたって、
小さな橋を島へ渡ると、

3丸山の丘
古墳だった丘、丸山です。
4簡単な食事9120
簡単な朝食をおいしく食べました。

5シャクナゲを嗅いで_9115シャクナゲを嗅いでみて、

6風景を見てIMG_9111
古代と変わらぬ風景を眺め、
帰り道_9146
新緑の道を帰りました。

 

本日はいくつもゾーンがある広い公園のうち歴史ゾーンを歩きました。それぞれに駐車場が整えられています。帰り道で次々と来場者さんたちに出会いました。

 

ところで樹下美術館の昼は賑わっていました。長岡の若い女性のグループはこれから木村茶道美術館ということでした。着物がお似合いでしたね。千葉、柏崎、妙高からそれぞれお越しの皆様、地元上越の皆様、まことに有り難うございました。

何処へも出かけない連休。

2012年4月28日(土曜日)

本日から連休が始まりました。午前仕事をして、暦通りの連休です。気温もぐっと上がり晴れ渡りました。

 

お陰様でお客様に恵まれました。お二人の介助者に添われたフルリクライニング車椅子の方の訪問を嬉しく思いました。また午後には茶道に通われる若い女性のグループが見えました。中国、英国からのお嬢さんも混じって賑やかでした。

 

メガネ若者のメガネデザインはポップで楽しい。

春のお嬢さん達
活発なお嬢さんたちで美術館の春も加速。

 

連休中は何処へも出かけずゆっくり地域の春に親しみたいと思います。また家では溜まっている書類の処理、齋藤三郎、倉石隆の図録二冊の仕上げ、新潟市の団体機関誌6月号への執筆などに集中するつもりです(頼まれた2年のうち、まず1~5月号までお陰様で何とか終了しさせました)。

ご近所の六地蔵尊祭。

2012年4月24日(火曜日)

春は今頃、家のそばの六地蔵尊でささやかな祭がある。お地蔵様はご近所さんたち地域の人によってずっと世話をされている。

 

六地蔵尊祭
 

花瓶に水仙やチューリップ、椿やコデマリなどが入り、夜は提灯が点る。町内の皆さんが夕食後に三々五々訪れて拝み賽銭を上げる。お参りした人には護符として小さなお菓子の袋が渡される。

 

昼間は太鼓が置かれているので子どもたちはドンドコドンドコと鳴らす。親に手を添えられて赤ちゃんも喜んでドンドコと叩く。その昔私も私の子どもも盛んに叩いた。

 

次は百日紅が散る頃にまたドンドコと太鼓が鳴り灯りが点る。

 

チェロとギターのコンサートバナー

境内の落ち葉焚き 珍重な風情。

2012年4月20日(金曜日)

今年の庭は落ち葉や折れた枯れ枝が多かった。夕刻の出先でお寺の前を通った。広い境内の片隅、お庫裏の前に一すじ落ち葉焚きの煙が上っていた。寺の庭も冬のあと片付けが大変だったのでは。

 

近頃たき火は少々うるさくなった。しかし寺の片隅で行われる焚き火は春秋の珍重な風情ではないだろうか。

いのちの電話チャリティー茶会にお邪魔して。

2012年4月15日(日曜日)

4月桜の時期に毎年行われるいのちの電話チャリティー茶会。もう何度お邪魔しただろう、以前小生も一度だけお点前をさせていただいた。

 

茶券

 

社会福祉法人「新潟いのちの電話後援会上越支部」の主催である。継続は力なり、よく20回も続いている。(株)有沢製作所と大杉屋惣兵衛両者によるご後援の賜物にちがいない。

 

 お花古備前のへたり形花生けに入ったアオモジとコバイモ、春の静けさ。

火入れ齋藤三郎の辛夷の器が火入れに見立てられていた。
盆はミャンマーから伝わった蒟醤(きんま:漆器の一種)。

 

桜

 露地の桜は年によって開き方が様々だが、それがまた良い。今年はまだ蕾ながら赤々と色濃くあと一息で開花。一分咲きの手前なら八寸咲きと呼んみたい趣があった。

 

昨日砂浜を4キロも歩いたら右膝を痛めていた。二席の会だったが、一席でおいとました。お点前は入門1年の知人だった。静かで落ち着いたお点前をされ嬉しかった。

 

茜の霞射す風情の御本茶碗で戴いたお茶。大杉屋さんの口に楽しいお菓子、いずれも美味しかった。

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