ざくろとどくだみ(館長の絵)
9月からはざくろです。前回のどくだみとともに掲載しました。いつものようにお手洗いの鏡の脇に架けました。
ざくろ

展示日2008年9月1日から
水彩・2000年秋作・16,5×35,5㎝
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どくだみ
ブログ
9月1日から樹下美術館・「館長のブログ」の公開を始めました。タイトルは「日頃草子」にしました。タイトルの背景写真は上越市板倉区の水田とほこらです。ここは母が毎月2泊3日のショートステイで利用する「いたくら桜園」のすぐそばの風景ですが、なぜかとても気に入っています。
ブログのきっかけはホームページの「周辺の四季」「話題」、一部「お知らせ」がブログによく似ていたことでした。そこで秋を機にまとめてブログにすることになりました。ホームページの調整やブログの基本作業などオージャス(株)さんには大変お世話になりました。
普段、遠出が少ないので内容は身近なことばかりと予想されます。ホームページと行き来しながら樹下美術館が親しまれますよう続けたいと思います。
さっそくですが一昨夜、皆さんと秋の展示替え作業をしました。新鮮な展示に向けてレイアウトや照明を考える楽しい作業でした。ところが途中大切な作品が1点、ゆくえ不明になっていることが分かって慌てました。私が思わぬ所に置き忘れていたのです。遅くなって妻が気付いて胸を撫で下ろしましたが、夜の駐車場という突飛な出どころに二人で笑いました。
これから秋晴れ、秋冷、時雨、小春日和。秋なりの良い季節が始まります。お気軽に樹下美術館をお訪ね下さい。
写真はいずれも当館今月のゆかり「倉石隆の挿絵本」の様子です。
9月1日作品入れ替えのご案内
9月1日より11月30日までの間、秋向きに半数の作品を入れ替えて展示致します。新たな作品の一部は樹下美術館のホームページ「作品」欄でご覧いただけます。陶芸ホールでは色絵、染め付け類のほかに色濃い鉄釉の器が3点加わりますので、調和の良い展示が期待されます。
倉石作品の絵画は新たに「詩人」と「人生」が中央に架かります。グレーのモノトーンとオレンジ系の二枚の油彩は白壁に映えて見応えがあろうと思われます。さらに両脇の中世風な「ベラスケス回想」と倉石独特の細い「裸婦像」は場を和ませてくれることでしょう。
9月1日からの「今月のゆかり」は12月いっぱいまで「倉石隆の挿絵本」です。挿絵は倉石のもう一つの重要な仕事です。少年少女小説や絵本のために描かれた挿絵にはあどけなさ、情愛や悲喜、驚きなど読者を引きつけて止まない場面表現が見られます。「金色のあしあと」には原画も飾りました。子どもたちへの深い愛情がこもった倉石挿絵をどうかご覧ください。
最後に6月から続いた今月のゆかり「陶齋とサントリーの人々」が終了します。多くのご来館者様ならびに出展にご協力下さった方々に深く御礼申し上げます。
少しややこしい夏の恋
夏はちょっとした庭の出入りにも忙しそうな昆虫たちを眼にします。
最近恋するシオカラトンボとモンキチョウの二態を見ました。少し見にくい写真ですが、二羽のトンボは色が違っています。青みがかっているのは成熟したばかりのオスのシオカラトンボです。その左下の黄色はシオカラトンボのメスで、普段ムギワラトンボと言われているものです。オスは成熟すると見慣れた白い胴体になります。同種でも名前が異なったり時期や雌雄で色が異なったり何かややこしいですね。この日、若きオス君はがんばりましたが、メスさんのご機嫌はあまり良くありませんでした。
一方、柏葉アジサイの遅い花にとりついた蝶のカップルも色違い。シロチョウとキチョウに見えてあれ?と思いました。調べてみますとキチョウのメスが白味を帯びることはよくあるということでやれやれでした。少々ややこしい同じ昆虫たちの名や形状の異なりはネットで詳しく調べることが出来ますので助かります。それにしましても仲のいい蝶の向きが反対とは、お二人に不満はないのでしょうか。

恋するシオカラトンボ

モンキチョウのカップル
「篠崎正喜さんの個展」のお知らせ
樹下美術館カフェに架かる午睡(ひるね)の作者篠崎正喜さんが東京銀座で個展をされます。
9月1日(月)から6日(土)です。お母様を介護されながら生まれた美しい作品が並ぶことと思われます。
砂のお城
蒸し暑い日が続きます。このところ週末になると、夕方の海岸を散歩したり水田を見に行ったりしてリフレッシュしています。一昨日の海岸でなつかしい砂のお城に出会いました。木切れのあしらいからたぶん子どもたちが作ったものでしょう。波打ちぎわなのに、夕方までちゃんと残っていて少々感動しました。崩さないように波も気遣っているようで微笑ましかったです。
暑中のお見舞い、そして小さな旅人たち
小さな旅人たち:小石とシーグラス
暑中お見舞い申し上げます
先日の夕刻、大潟の浜を散歩しました
大きな海が作り出した可愛いものたちを拾って帰りました
キズつけ合わないようにみな丸く小さくなっています
夏が終わりましたらまた海へ返しに行ってみます
そしたら今度はどこへ行くのでしょう
長い旅をしているのですね
7月の花嫁
7月9日水曜日、朝を中心に上越地方は豪雨に見舞われました。一部で道路や住宅に冠水があったそうです。そしてこのことが伏線になって、午前の仕事中に「樹下美術館でブライダル雑誌の撮影をさせて欲しい」という突然の電話がありました。咄嗟でしかもこんな雨降りになぜ?と思いましたが休館日でもありましたので、どうぞとお受けしてみました。経緯が分かったのは後からでした。予定していた高田公園の野外撮影が雨で不能、困った地元スタッフの一人が樹下美術館を提案したそうです。その方はかって当館を訪れたことがあり、印象から館内撮影がひらめいたということでした。
午後に上越、東京、新潟のスタッフ8人で撮影が始まりました。昼休み中、若い人たちの生き生きとした仕事振りを興味深く見ることができました。光が柔らかくて良かった、というカメラマンさんの言葉を嬉しく思いました。
雨はすっかり上がり、外の撮影が追加されました。緑きわまる7月の庭に突然降り立った花嫁、なんとも素晴らしかったです。樹下美術館はこうして思わぬことにも出会いつつ成長するのかなと思いました。


7月、圧倒的水田そして母へ
とても早いのですが7月になりました。ここ頸城(くびき)平野の稲々は溌剌と成長し水田は圧倒的な景観となりました。以下の写真はよく往診で訪れる上越市大潟区、米倉(よねぐら)付近からの眺めです。このような田園風景は樹下美術館のデッキでも眺められます。
先日、ネットで当美術館を見つけられた女性がわざわざ東京から訪ねて来られました。「もっと東京の人に知らせてください」と仰り、建物、展示、さらに庭や水田風景を激賞して下さったそうです。 心から有り難く、地に足付けて頑張りたいと思いました。それにしましてもますます大切な農。よく手入れされた水田は地方の貴重な品格にもなっているのではないでしょうか。
頸城平野の北東を守る二山。右奥に尾神岳、左は霊峰米山(よねやま)です。昔、尾神岳には子供たちを連れてよく遊びに行きました。いっぽう米山は「米山さんから雲が出た、今に夕立が来るやら、、、」の三階節(さんがいぶし)で知られています。
三階節は昭和10年の小唄勝太郎の歌によって全国的に流行したそうです。ところで佐賀県出身の母は九大の看護学科で二十歳のころに三階節を歌って踊ったことがあると言います。学校を出た母は満州で満鉄病院医師だった父と結婚しますが、敗戦後、夫以外に知る人も無い新潟の父の実家へと入りました。待ち受けていた因習と辛苦のなか「ああ、あれが米山、、、」と、歌で覚えていた山を見て慰められたそうです。
圧倒的な水田と山の力に揺さぶられ、なぜか思いはふらりと母へ傾きました。開館一周年の記念に、母への感謝を込めて二十歳と今日93才の写真を掲げることにしました。

二十歳の頃の母
93才、新聞3紙を読む母
ターシャ・テューダーさんが亡くなりました
遠くから敬愛していたターシャ・テューダーさんが、去る6月18日亡くなりました。近親者に囲まれての最後だったようです。近時、映像や本で見るたびお年を感じていました。当ホームページの本コンテンツで「いつまでも元気でいて欲しい」と書いたばかりでしたが、とても残念です。
無駄のないつぶやくようなターシャの声がよみがえります。
ターシャが捧げた庭造りは、どこかで永遠や生死を意識する営みです。死についてターシャはアインシュタインの言葉を引用しながら、自分の観点を述べています。これを読むと、彼女は科学とその心についても深く理解している頭のいい人だと感心せざるを得ません。
ところで彼女が選んだ土地ヴァーモント州は私たちの上越地方と同じく雪が降る土地です。また名曲「ムーンライト・イン・ヴァーモント」はスタンダード曲の中で唯一恋歌でなく、土地の美しさだけを歌ったものだ、と学生時代に知りました。私がターシャを好きになったのも土地と歌が少し関係していたかもしれません。分身のようだったコーギー犬はどうしているのでしょう。
【以下はターシャが死に関して語った言葉です】
Einstein said that time is like a river, it flows in bends. If we could only step back
around the turns, we could travel in either direction. I’m sure it’s possible. When
I die, I’m going right back to the 1830s. I’m not even afraid of dying. I think it must
be quite exciting. ーTasha Tudorー
(アインシュタインは、時間とは折れ曲がって流れる川のようなものだと言った。私たちは川の曲がり角にきても、向きを変えれば今度は反対向きに旅することが出来る。私はそのことを心から信じている。もし私が死んだら自分は1830年代を目指して歩いて行きたい。私は少しも死を恐れていない。むしろ死はとてもエキサイティングなものだと考えている。ターシャ・テューダー)
※訳には自信がありません(館長)
柏崎・二つの展覧会
去る15日、日曜午後、柏崎市内の展覧会を二つ回りました。
最初は柏崎市立博物館の「植物写真・スケッチ展」です。
筆者も植物画を描きますので、市民の皆様が多様に描かれた100点を越える作品を楽しみ、そして学ばせて頂きました。
次いで民間の文化施設・游文舎(ゆうぶんしゃ)のギャラリーへ菅創吉展を見に行きました。游文舎は市内の医師が篤志で場所を提供し、市民有志が運営している「文学と美術のライブラリー」です。地震によって壊滅寸前だった市内二カ所の貴重な個人文庫が游文舎の二階へと救出されて一般に公開されるよになりました。
菅創吉(すがそうきち・1905-1982)の抽象作品が展示された場内には、もてなしの雰囲気が漂っていてとても心地よい興奮を覚えました。作品提供は小田原の「すどう美術館」。幸運にも会場で館長の須藤一郎さんにお会いしました。サラリーマンだった氏は人生半ばで偶然に菅創吉の作品と出会って美術に目覚め、現代美術のコレクターとなられたそうです。後に自宅を開放してギャラリーに、後に銀座、さらに小田原へと展示拠点を移されています。一方、現代美術を中心にイベントプランナー、若い画家たちのチャンスメーカーとしても活躍中です。氏は抽象画の楽しさと良い絵を飾る幸福を熱く語られました。
あれから間もなく一年、柏崎市は懸命な復興努力によって活気を取り戻しつつあり、伝統の閻魔市も盛り上がっていると聞きました。
柏崎市立博物館・学芸の佐藤俊男さん、菅創吉展を企画された越後タイムスの編集発行人・柴野毅実さん、游文舎・霜田文子さん、みなさま有り難うございました。
- 菅創吉展:游文舎/電話0257-35-6881/6月14日(土)~6月29日(日)
- 植物写真・スケッチ展:柏崎市立博物館/電話0257-22-0567/ 6月8日(日)~22日(日)
柏崎市立博物館
植物写真・スケッチ展場内
游文舎
菅創吉「玄」
菅創吉「JOY」
一年が経ちました
昨年6月10日開館からお陰様で一年が経ちました。無事であったこと、少しずつ来館者様が増えていること、ともに心から皆様に感謝申し上げます。一周年と申しましても特別な催事はございませんが、以下若干の工夫を致すことにしました。今後ともゆっくりですが歩みを続けて参りたいと思います。
- 休館日の変更:9月1日から毎週火曜日のみ休館にいたします(従来は火・水の二日でした。冬期の休館は今まで通りです)。
- 夏期の毎日開館:夏休みにちなみ7月20日~8月31日まで毎日開館致します。
- 12月全館に倉石作品を展示:この間陶芸ホールは要所に陶齋作品を配します。
カフェの本:一部を入れ替え、以下8冊を追加致します。
「麻生三郎 全油彩」「森芳雄画集」「the audrey hepburn treasure(オードリーヘップバーンの宝物)」「Beautiful Wemen in Kyoto:ほんやら洞・八文字屋の美女たち」「ターシャの庭づくり」「Patterns in Design,Art and Archtecture」「東京ディズニーシー」
糸魚川うるわし
さる5月25日(日)、隣接の糸魚川市でお茶会がありました。知人の奥様の初お手前です。実は私たち夫婦には合わせると要介護度が8になる三人の親がいます(4人で16!もの知人がいます)が、糸魚川への50キロはokでしょう。で、初お手前の応援団で駆けつけました。まず訪れた会場は雨上がりの翡翠(ひすい)園。多くの名石があしらわれた壮大なお庭付きの茶室でした。「葉々起清風」のお軸に、黒船の花器で笹百合とヤマボウシに迎えられました。さわやかな長久窯、和やかな席主様、初のお手前は息整え真心込められて満点。美味しいお茶とお菓子に大安楽でした。
次いで近くの玉翠(ぎょくすい)園へ移って立礼(りゅうれい)席に座りました。こちらは同業の大先輩ご夫妻のお席でした。風炉(ふろ)の灰景色がまた素晴らしく、二碗をはじめ諸器まことに麗しかったです。お二人から家族のようにしていただいて幸せでした。
その後、隣接の谷村美術館へ。久しぶりにお会いした曼珠沙華、天彦、聖観音、、、。仰ぎ見る仏は、年とともに有り難みが増して名残は尽きませんでした。帰宅しますと親も無事。これまた大安楽でしょう。
翡翠園の門
翡翠園内
谷村美術館の回廊
谷村美術館
茶も石もみどり麗し糸魚川 仏もおわして名残尽きなし
受賞しました
既に報道されましたように、今年4月24日、関東甲信越建築士会ブロック会において樹下美術館が平成19年度新潟県の優良建築物として選定されました。
今回は加盟11都県から5件が選ばれ、当館は新潟県における三年ぶりの対象となったようでした。このたび5月24日、受賞された上越市の一級建築士・大橋秀三氏(大潟区出身)が表彰状を携えて来館されました。氏は計図面・スケッチ図を23メートルにおよぶ巻物にされ大変驚かされました。
「童謡のごとく」と大橋氏が述べられましたが、樹下美術館はふるさとの野辺にふさわしい穏やかさをもって周囲と調和をしていると思います。筆者は施工中の建物に「あたかも動物が和んで横たわっているような」印象を受けていました。また内部は平屋の小館でありながら方向、形状、高低、空間分量に楽しい変化の工夫がなされています。このため来館者様には作品鑑賞とあいまって密かな興奮をもたらしていることが実感されます。皆様のこのような心地良い高まりは、こんどは自然の外気に直面するようなカフェや外のベンチでゆっくりクーリングダウンされる印象があります。
完成までの作業を通して、建築が五感と目的機能を計る高尚できわめて総合的、ある意味大変な芸術であることがよくわかりました。これまでいくつも受賞されている大橋氏は、空間への直感や絵画センスに優れ、今後のさらなる活躍が期待されます。
大橋秀三さんおめでとうございました。とても気に入っています、有り難うございました。
受賞記事080425
設計図面の巻物
表彰状
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 高齢者、昔話
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 今年の陶芸展示 暖かすぎた日。
- ハクガンが戻った 標識首輪の個体。
- 「つどいの郷」嘱託おさめの日。
- 春近く、鳥たちが反応している。
- 雪大根を頂いて 豪雪と冬鳥の動向 選挙以後昨今の頭痛。
- 本日ロッテアライリゾートで。
- 午後揃って姪が訪ねてきた。
- 今年の陶芸展示は「現代茶碗展」です。
- 県立大潟水と森公園でグレートピレニーズを連れたA氏と出会う 選挙が決着して。
- 雪と車 そして選挙。
- 直江津、無印良品で。
- 2月の好天、期日前投票。
- 新たな倉石隆作品「節句」。
- 本日誕生日だった。
- 最近の妻の料理から、夕食。
- 道路を歩く雌キジ三羽。
- 大雪のなか髙田大手町6「浮遊のいえ」に一泊した。
- 道路に出てくる野鳥。
- 早起きは何文の徳になったのか ザクロとハクガン。
- 長くなりそうな本物の大寒。
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