一先ず峠を越えた雪 土井先生のチキン ホワイトクリスマス。
一昨日当欄でドカ雪ぶりを記したが、どうやらその日がピークだったようだ。予報ではしばらくの間、さほどの寒波(降り)はなさそうだ。
当地は昨夜から雨風交じりとなった。風も雨も雪を減らすので50センチ前後あった積雪は半分近くになった。
以下は本日一時陽が射した近隣です。
土井善晴さん風のチキン。
妻は簡単で美味しい土井先生ファン。
ホワイトクリスマス。
昔の若者にはクリスマスソングと言えばこれくらいしか無かった。その後のクリスマスソングは具体的でややこしく、あまりholyな感じを受けない(爺まる出しでした)。
昨夜からの本降りはドカ雪?
夜半から本降りになった雪は上越地方一帯に降り、当地でも4,50センチの積雪になった。日中止むこと無く降り続く様は恐怖感があり、今夜の降り方次第では災害級となるドカ雪の気配となった。
午後所用があり美術館を往復したが、国道以外の枝道は一定の幅はあってもひどく凸凹しておりハンドルを取られて怖い。また国道に出る細い市道を進んだ車が国道脇に積まれた除雪塊に阻まれて動けず、ドライバーさんがスコップを振るって脱出を試みていた。とても可哀想だったがいつ自分がそんな目に遭うかも知れない。
そんなことから本日二件の在宅訪問の予定をご本人に変わり無いことを確かめて延期させてもらった。
ところで本日昼、所用があり上越市髙田の脳外科医に電話をしたところ、午後から10件の訪問や往診の予定があるという。20年も前なら在宅医療の取り組み熱が高く、私にも月に5、60人の対象者さんがいて、雪の日も大勢回っていた。
今日施設入所と病院医療に移行される在宅患者さんが増えたが、今まだ訪問日に10件もの用件を引き受け実施される医師の熱意に畏敬を覚えた。
本日昼駐車場の妻の車。
以下久し振りの本日の夕食写真です。
肉うどん。
鶏肉と白菜の煮込み。
夜になり風が吹いてきた。風はイヤだが吹くほど積雪は減る。予報では明日も雪が続くと言われている。出てきた風が積雪を妨げてくれれば良いが。
4,5年前ならこの程度の雪に怖れをなすことは無かった。それが何かと怖じ気づいてしまうのは年のせいであろう。
今年二つめの初店舗 痛みの少ない注射。
この年になって今年初めて入った店舗が二つある。一つは「百均」でもう一つは本日の「ユニクロ」だった。
いずれも大変よく耳にする店だが、もう私には縁が無いものと思っていた。しかるに百均は4月に美術館用の文房具、6月は拙写真展のためのミニイーゼルの用事だった。
望み通りの品があるか心配したが、あるある。そのうえ2回ともとても安くて驚いた。店内は明るく、家族連れや若い男女で賑わっていた。
そして本日のユニクロ。黒と白のスラックスを買いに行ったのだが、種類サイズなど品揃えが親切で選びやすく、サイフにも優しい価格だった。これまで必要に迫られてしか買わなかった服装品だが、館内は爽やかで買いものを楽しむ場所でもあるかと思った。
本日ユニクロの駐車場の雪。
明日21日木曜日は強い寒波の予報。そのため敢えて本日外出した人が多かったのでは。診療所にもそのような人が少なからず来られた。
そのうちの一人、3才の女の子さんはインフルエンザのワクチンだった。ワクチンでよく泣き騒ぐ年令だが、このお子さんは落ち着いた目をして構え、表情ひとつ変えずに終えた。「我慢強い」というよりむやみに騒がない「賢い子だなあ」と思った。
注射の痛みでいえば、そもそも針はごく小さいため射す痛みはさほどでもない。痛みは薬液を押す時に生じるが、ごくゆっくり注入すると痛みは軽減(時にはほとんどない)する。
薬液0,5ccだと8から10秒かける。この場合、痛くてもすぐ終わるのが良いか、時間をかけても痛みが少ない方が良いのかは問題だ。だが子どもさんにはもう一回することが多いので、2回目の恐怖心を和らげる意味でも前者が良いのではと思っている。
直前に「優しくしましょう」とか「そっとやるからね」と言うが、大人にも言うことがある。
念のためですが、上記の方法は普通一定の痛みを伴う皮下注によるインフルエンザワクチンの場合です。
明日の雪は果たしてどんなでしょうか。
初雪となって 今日の冬鳥。
昨日髙田で6㎝の初雪、当地域にもちょっぴり降った。アラレならすでに何度も降っているが「雪」だったことが大事で、これで冬になったと知らさせる。
美術館周辺の雪は昼には跡形も無く消えてしまい、冬将軍が覗き見をした程度だった。
以下写真は頸城区下柳町付近の白鳥とマガンです。
私の狭い観察範囲では賓客ハクガンの姿はまだ無い。例年積雪してからやって来ていたが、そろそろ現れるのだろうか。
この先明後日から相当の寒波に見舞われ、10年に一度レベルという予報があった。当地は少ない方だがドカ雪は別。およそ三ヶ月間、上越地方の生活に雪は深く関わってくる。ハクガンはまだか、などと言ってると笑われかねない。
日中美術館あと片付け 夕刻齋藤尚明さん作陶満50周年記念祝賀会。
昨日日中は今年度最後の展示「倉石隆のお嬢さん展」と「絵付け陶芸三人展」の後片付けとミーティングをした。
片付けに専念するスタッフとともに作品たちにもご苦労様でした、とねぎらいたいと思う。
昨日赤々と実をつけていた
ヤブコウジ。
昨夕髙田はデュオセレッソで「齋藤尚明 作陶満50周年記念祝賀会」があった。早めのつもりだったが、受付は長蛇の列。師走のこの時期200人に達しようという参加者というから大変な会である。
私のテーブルで齋藤尚明ご夫妻、発起人の渡辺隆氏ほか市長はじめ齋藤氏親子二代に亘る関係者の方々と同席だった。アルコールを口にしないのは自分だけという肩身の狭さに加え、記念品目録贈呈と祝意挨拶のプレッシャーを負っていた。
挨拶では、尚明氏幼少の折、父三郎氏とお子たちと甥姪のご一行が訪ねてこられ、母の餃子で満腹したこと。過日東京、神奈川の三人さん来越の時、師団長官舎で食事した際、何品目かに出た器が尚明氏作椿の美しい蓋物でみなで感激し、幸福な食事になったことを述べ、今後も長く作陶し私達を幸せにして、と述べた。
お隣の岩の原葡萄園の遠藤社長は甲子園球児ということでびっくり。過酷だった今夏、根が深く入る葡萄の特性で無事夏を越えたことなどお聞きし、石州流茶道をされる市長とは茶の話をした。
終わった会場。
齋藤尚明氏の人脈と支援者の多さにとても驚いた。このような機会からさらに人の輪が広がっていくのだろう。
私達のテーブルと幹事諸氏が居残って同会場の一角で簡素な反省会を行い帰路に就いた。
今年最終日の小さな赤ちゃん 女子高生の「特定の時」 エターナリ-。
本日は今年度最終日の樹下美術館。小さくとも一応公共的な施設なので色々な人に来て頂くのは勿論ですが、名残を惜しむ方々にお出で頂き有り難うございました。
予定している旅行の参考にと美術館の本を、あるいは靴下まで頂き、心から御礼申し上げます。
文化施設やカフェとしてこの一年どれだけお役に立てたか自信は無く、反省ばかり沢山ある年でした。
また夏のあの暑さには本当に参りました。お客様が減り庭は弱り、ひどい暑さの中しんとした美術館に耳を澄ますだけでした。それでも秋は一応姿を整えてやってきましたのでほっとしました。
ところで本日午後展示室に若いお母さんがいらして、コートの中に赤ちゃんを抱っこされていました。ご挨拶してコートを覗きますと、何と小さな、まだ何ヶ月目かの赤ちゃんがいて、閉じていた目をぱっちり明けニッコリ笑ったのです。天使!これでいい、今年はこの赤ちゃんを見れたので十分だと思いました。
それともう一人、小さい時のワクチンであれほど泣きわめいていた女の子が、高校の制服を着て本日咳でみえました。“普段たいした事がないのですが、走ったり、寒いところへ出るような「特定の時」にかなり咳き込みます”と言うではありませんか。
“ああ、あのNちゃんが「特定の時」なんて難しい言葉を使うようになったんだ、すごいね”と言ってしまいました。
ダイナ・ショア「エターナリ-(永久に)」
これもチャップリン作曲ですね。
皆さま、一年間本当にお世話になりました。樹下美術館が皆さまに愛されていることをあらためて知った一年でした。来年は18年目です。文字通りみなで初心に返り、皆さまに甘えることなく常に新鮮な場所であるよう頑張りたいと思います。
来年2024年は3月15日(金曜日)開館です。毎年書いていますが、あっという間にその日が来るのでしょう。
冬休みの間もブログは続けますので、お暇をみてまたお寄り下さい。
あらためて「皆さま本年も有り難うございました」。
そろそろ来年、80過ぎてのミニ同級会。
本日木曜の休診日。日中降らず、寒さはまあまあ、風もなく過ごしやすかった。
午前雑用をして昼に美術館へ顔を出した。ほど良く来館者さんに恵まれ喜んでいます。
来年のカレンダーを持参されたSさん、ありがとうございました。今年はアントニオ・ガウディの書いた諸数字から採り、来年はマティスなのですね。カフェ入り口の壁に良い雰囲気が続くことになりとても感謝しています。
「友情」と「愛情」を大切に生きたマティス。「幸福」とともに我々が有し目指すべきものでありながら、近頃では、たとえ先のことであっても「愛情」や「幸福」と聞くと冷笑する人がいる。人間、なかんずく先祖の長い苦闘と希望を否定するようなものでまことに情け無い。
さて今夕は何度か本欄に登場した中高時代の同級生U君夫妻と食事した。同級会などはもう止めようという年になって、初めてする食事会。いつまで続くか分からないが、もう少し人を増やしてやろうという話にもなった。
奥様ともどもU君は良い人で、県の教育畑で高いポジションにいたので力を秘めているに違い無い。だが実際は伏流水のように磨かれていて気が楽なのだ。
以下はぐるっと回った今夜の髙田駅のイルミネーションです。

いつものように私は終始ノンアル。そんなことなど気にせず3時間近く和やかに失敗談を話した。先は短いが、何となくまだ残りがあると思えたことが嬉しい。
訴えと反応。
樹下美術館は2007年6月10日に開館しましたので今年は17年目でした。
ところで現在ブログを書いていますが、当初は「樹下だより」として、ホームページにイベントやふとしたことを載せ、月に1,2回掲載していました。しかし「一年ほど過ぎると内容がブログに近いということで「日頃草子」と名付けてカテゴリーを独立させました。
出来れば毎日の更新ですが、初めからそれは無理と考え、三日以上は空けない程度の気持で、何とか今日も続けている次第です。
途中2018年だったでしょうか、タイトルの「草子」が偉そうな感じで気になってきましたので「樹下のひととき」に変えました。
その時色々考えた中から「樹下の一時」、「樹下のひと時」などに絞りましたが字面の柔らかみがいまいちで、髙田のブロガー丸山智慧子さんにメールで相談し、「ひととき」を勧められ、即座に決めた経緯がありました。
話変わりますが、何度か登場している現在展示中の鈴木秀昭さん作「色絵金銀彩天空茶碗」です。この茶碗に何人かの方が感想を述べられ、12月4日の当欄で「尾形光琳の紅梅白梅図屏風の雰囲気」や「エゴンシーレを思わせる」などの感想があり、それを聴いた私は「宇宙琳派」と言わせてもらいました。
ところがほかに「クリムトのよう」と言った人がいて、先日来館された良寛研究家・小島正芳さんは「加山又造を思わせる」と仰いました。いずれも「なるほど」と感心しました。
五つのたとえをもらっている
「色絵金銀彩天空茶碗」
この件に関して時間がある私は宇宙琳派からついに「天空琳派」へ変えさせてもらいました。
さて斯く色々な方に意見や感想を聞くのは楽しくかつ有意義なことで、思えば難題山積だった不肖上越医師会長時代のこと、いよいよ解決や実行に行き詰まると会議を開きました。何度も何度もです。すると理事や委員から良い意見や方法が突然のように飛び出し、解決の突破口になったことをを少なからず経験しました。
三人寄れば文殊の知恵ではないですが、忙しい皆さまに集まってもらうのですから、予め真剣に考え課題を整理し心から訴えることは常に必要でした。
上記の茶碗の感想は会議ではありませんが、良く出来た作品には静かに訴える力があり、ご覧になった方は思わず反応されることがあることを知りました。
以下は1936年製作のチャーリーチャップリン主演映画「Smile」のテーマ音楽で、後年の演奏です。
チャップリン本人の作曲ですから
本当に驚きです。
映画の「Smile」は歌無しでしたが、1950年代に歌が作られナット・キングコールが歌い、後年マイケル・ジャクソンがダイアナ妃の追悼音楽会で歌ったようです。
小島正芳先生と発行予定の著書「良寛の生涯と芸術」 竹。
二日続きの晴天のあとの本日はさすがに小雨模様。
されども比較的温かだった。
今年の樹下美術館は余すところあと5日となった。気のせいか今年ほど終了間近となってお客様が多くお見えになる年は珍しいのではないか。
そんな本日新潟市から良寛研究家の小島正芳先生が顔を出された。先生は来年早々の出版予定である著書「良寛の生涯と芸術」の表紙見本のプリントを持参された。500ページに及ぶ大著だ。
「良寛の生涯と芸術」の表紙見本。
2024年1月 考古堂発行予定。
背表紙に「良寛研究の集大成」とされているのが→「良寛研究の新発見紹介」と直されている。集大成ではお終いとなり、意にそぐわないこと、さらに最終校の段で新たな事実が見つかったので追加し間に合ったとニコニコされた。
名や地位へのこだわり無く、お好きな良寛研究に足を使い汗して長く探求された貴重な一冊。
先生のことだから、上から目線の堅い書物ではなく読みやすい、もしかしたらどこから読んでも面白い本になっているのではと、楽しい期待をさせて頂いた。
来年になったら倉敷市に行き、美術館や瀬戸内とともに良寛さんが修行した備中玉島の円通寺を訪ねる予定がある。繰り返し円通寺を訪ねられている小島先生から色々教えて頂いた。
円通寺から海が見える事も知った。良寛さんの故郷出雲崎も海と佐渡島が見える。玉島で10年におよぶ孤独で厳しい修行中、師は海を目にしては郷里を思い慰められたことだろう。
ところで円通寺境内に竹藪があり、小島先生が仰るには“筍や竹は中が空洞で「空や無」を表している。そのうえ、ふしがあることで節度、さらに重圧を跳ね返すしなりを有する事などから禅の修行で着目される植物”とお話された。
齋藤三郎作「染め附け竹文水指」
また同寺に良寛堂ほか師の立像や詩碑があり、岡山県で「聖良寛」と呼ばれ、さらに同県の三大茶会の一つに「良寛茶会」があるなど良寛さんは非常に重んじられているという。
とても嬉しい事で、瀬戸内の陽光と円通寺の茅葺きの佇まいが見られる事を今から楽しみにしている。
本日お越しの皆様まことに有り難うございました。
久し振りのSPレコード。
冬に希な二日続きの晴天。樹下美術館の今年開館が1週間を残すことになり色々な方に寄って頂いた。
A氏が久し振りにSPレコードを持参され居あわせたお客さんたちと聴いた。
あらためて平和を祈ろうと、初めに鐘のテーマで、エディット・ピアフの「谷間に三つの鐘が鳴る」と藤山一郎の「長崎の鐘」を掛けた。
最初の曲は人生の節目である誕生、結婚、死に際して谷間に響く三度の鐘を歌っている。三回目の鐘が戦死で無い事を祈った。
「長崎の鐘」は長崎市で被爆し、妻を失いながら被災者の治療に専念、自らも亡くなられ医学者への鎮魂と長崎市民の希望を繋ぐ歌。
昭和24年発売レコード「長崎の鐘」
藤山一郎の歌。
私の年代では知らない人がいない歌の一つ。
私自身昭和43年、医療に踏み出した年、九州を一州するきな団体旅行の医療班バイトとして同行した時、長崎市でバスガイドさんが歌うのを聴いた。
歌は昭和26年の第一回紅白で大トリとして藤山氏が歌い、その後昭和56年まで三回紅白で絵歌われたらしい。
以下は本日かかったレコードの一枚、D・リパッティによるショパンのワルツから。
リパッティはなかなかのダンディ。
が
本日のSPレコードから
ショパン、ワルツ10番。
黒い帽子が似合うA氏が羨ましい。
慌ただしい日にご来館頂いた皆さま、代議士のUさん、有り難うございました。良い一日でした。
よく晴れた金曜日。
昨日とは打って変わりよく晴れた金曜日。上越市髙田で最高気温16,2度を記録した。
白鳥を見ているとほくほく線の電車が上ってきた。
先日の強風下でのろのろ走っていたのが本日は軽快に通過した。
それにしてもあれだけいた白鳥がこの所数を減らしているように思われる。沢山いた鳥たちはここを中継地としてさらに北陸や山陰へと渡っていったのか。今後遅れた一群が沢山飛来するだろうか、そしてハクガンは来るのだろうか。
樹下美術館では本日ススキやホトトギスなどの枯れた軸を切り詰めた。
足許に枯葉を抱えたクリスマスローズ。
今年は葉をつけたまま越冬させてみる。
以下はダイアナクラールのピアノ弾き語り「On The Sunny Side of The Street(明るい表通りで)」です。
ダイアナ・クラール
「On The Sunny Side of The Street」
“重いコートを脱いで明るい表通りを歩こう”、“わずか1セントでもロックフェラーのような大金持ちの気分になって”などと歌われる。かって5,60年前にはルイ・アームストロングのしゃがれ声とトランペット演奏のこの曲を多くの人が知っていた。
有り難い事に明日日中も晴れるという。
好天の日 「MY Foolish Heart」 明日明後日には晴れ間も。
晴れても一日、しばしば半日のいま時。本日の空は荒れたが何かと名残を惜しむ来館者さんたちが寄って下さった。
午後皆さんとお会いして、田んぼに白鳥を探しに行ったが一羽の影も無く、荒れた雲が光芒を引きながら移動するばかりだった。
強風区間のためこの日もほくほく線はのろのろと進んでいった。
戻ると静かになったカフェの窓からアラレで白くなった庭。まだ初雪ではない。
日頃の心を顧みて「MY Foolish Heart(愚かなりし我が心)」です。
1949年の映画主題歌の後年の録音。
原作は「ライ麦畑でつかまえて」
明日、明後日と温かい日射しが現れる模様、エナガや白鳥が撮れれば幸運。
夕刻から同業者ゴルフ会の忘年会があった。たかだか15年前のこの月には10回もの忘年会があった。時代は移り忘年会も古くなったのでは。
東京、神奈川からのお客様 旧師団長宿舎 落ち葉の大潟水と森公園 薄茶点前で エゴンシーレ・琳派風の茶碗 。
昨日日曜日も雨降りで、昼前に神奈川県から美大出のご夫婦とその友人が新幹線で見えた。出迎えてから上越市内大町の旧師団長官舎のレストラン「エリス」でランチをご一緒した。
館内は一段ときれいになり、各地から選んだ旬の食材を丁寧にあしらった料理を食べた。
齋藤尚明さんの蓋物の器が
嬉しい佐渡サーモンと
ル・レクチェの料理。
メリハリが効いた美味しい料理の数々。明治時代の建物で時空を越えた贅沢な時間を過ごした。
三人の宿は眼下に冬の日本海が荒れ狂うホテルハマナス。客人は「凄いなあ」と歓声をを上げた。冬の日本海の波濤は貴重な観光資源だと思う。
一夜明け、本日日曜日昼に「絵付け陶芸三人展」をご一緒した。黒岩卓実さんの軽やかで壮快な赤絵、鈴木秀昭さんの凝縮された宇宙、正木春蔵さんの慎ましい美意識など共感し合い楽しく眺めた。
それから腹ごなしに大潟水と森公園を歩いた。
帰ってから茶室で妻が点前して薄茶を飲んだ。
展示中の鈴木秀昭作
「色絵金銀彩天空茶碗」。
器は大きく十分濃茶も行けそう。
上掲の抹茶茶碗をご覧になった本日のお客さんは「エゴン・シーレ」のようだと仰った。
その前にある方が尾形光琳の「紅梅白梅図屏風」のようだと仰っていた。
いずれもその通りの頼もしい感想であり、ずるい私は「宇宙琳派」と、良いとこ取りをさせてもらうことにした。
雨が小降りになって ピクルス 柿崎海岸 夕暮れの潟町駅。
何日も雨降りが続いていたが午後から小降りになった。日ごと気温が下がり雨も冷たくなってくる。本日午後車が示した気温は6度だった。外出すると頬の冷たさが冬のそれに変わっていた。
午後は美術館に寄ってから柿崎海岸を歩いた。
美術館の厨房で鮮やかで美味しそうな食材を見た。ピクルスの下ごしらえだった。以前は妻の仕事だったが今はみなが作る。
大きくて赤いブイが上がっていた。漁網を吊すものか。
荒れた直後のためシーグラスが上がっていた。
ありきたりの青色が殆ど。
かって僅かだが赤や黄色も
あった。
潟町駅は小さな御手洗池に接している。小学時代、釣り竿をもって正面線路側の土手から釣り糸をたれた。釣り糸、ウキ、釣り針、重りなどは近くの丸八さんでよく買った。
餌のミミズは家の排泄溝の脇か近所の豚小屋の周囲を掘って採った。
釣り場の土手は機関車の石炭がらの捨て場だった。土手は急で下手するとずるずる池に向かって足元が崩れるので用心しなくてはいけなかった。
深いと言われた池の向かって右には杭と板をあしらった場所があり、かって中学校の水泳部が練習場にしていたと聞いた。
いま池の真ん中に蓮が咲くのをみるとそれほど深くはなかったようだが、子供の頃は「底なし」と言われて怖かった。
11月末日、木村茶道美術館の皆さま。
今日で11月が終わる。早い遅いは言うまいと思うけれどもやはり早い。今年も樹下美術館は12月15日で終わり、冬休みに入る。
本日午後柏崎市の木村茶道美術館からスタッフの皆さま6名が寄って下さった。同美術館は今日が今年度の最終日で、別の組が本日分を担当されているとお聞きした。
私ごとだが、昭和62年だったか、あるお茶人と同館を訪ね、その人が所作よく茶を服する様子に魅せられてお茶を習い始めたきさつがある。茶道の新米でも実践に木村茶道美術館は全くもって絶好、いやそれ以上はるかに意義ある場所で、何度も通うようになった。
同美術館茶室ではビギナーも未経験の者にも丁寧な説明とともに、見どころある書画から茶器、茶碗、菓子器、釜はじめ茶杓(ちゃしゃく)や香合などにいたるまで一級品の茶道具を揃えてお茶を点てて下さる。
湯が沸く音、注がれる湯水や茶の音、あるいは動作の衣擦れや呼吸などをも耳にして茶が点てらる時間に身を任せる。そしてお菓子を食べ心込められた熱いお茶を、世と我が身の清濁を併せ、ある意味万感こめて服する。
時も味わいもほどよく過ぎる貴重な時間、それがお茶というものではないだろうか。
本日ご来館の一同は「一年間、やはり疲れました」と仰り、皆さまと一緒に和気藹々のひとときを過ごさせてもらった。
本日ご来館の皆さま誠に有り難うございました。
- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
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- ハリハリ漬け 今夕の食事。
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- ラベンダーの雪囲い。
- 本日樹下美術館の後片付けの日 ラヴェルの名曲がポピュラーやジャズに。
- 本日2025年度の最終日。
- 今年最終日曜日,午後のひと時。
- 「お婆さんのようなお爺さん」ズボン編 悪天を予告する雲。
- 頂いた椿を挿し木してみた。
- 「お婆さんの様なお爺さん」とは もらい物のセーター。
- 昨日今日の寒波は無事に過ぎた。
- 今冬最強寒波が来る 向こう側の季節から「楝(あふち)の花、いとをかし」。
- 堀口すみれ子さんから届いた詩集「月あかり」。
- 午前柿崎、午後大池 念願のエナガはピンぼけの1枚。
- 再度柿崎の海岸を歩いた 海のチョウゲンボウ 田んぼのマガン 低カフェイン抹茶。
- 暖かな日の朝日池、のんびり過ごす水鳥たち。
- 美味しいイチジクお菓子など、大潟区のマルト歌代商店は特別。
- 樹下美術館の紅葉 再度の木村茶道美術館 唐椿(からつばき)という花。
- 週末の種々。
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