6月、患家の庭の実と路傍の花 あざみの歌。

2020年6月8日(月曜日)

本日は四つの在宅訪問があった。
新たな方がお一人、何十年も前に診ていた方だった。いろいろな所でお世話になり、あらためて在宅で再会することが時にある。この方は昔を覚えておられ、こまやかな感じがそのままで、ほっとした。

以下は何年も通っているお宅の庭の実。午後の庭陰に灯した明かりのようだった。

 

キンカン。
我が家のキンカンはまだ木が幼く、毎年アゲハの幼虫に丁寧に食べられる。
食べられてもある程度大きくなると食害の割合が減り、ちゃんと実を付けるようになるらしい。

 

ああ、もうビワが黄色になっている。
梅雨のころの黄色の実は、青々した大きな葉ととても調和が良い。
いかにも南国の植物の印象を受ける。

 

雑木林の路傍にアザミが沢山咲いている場所があった。

 


伊藤久男のあざみの歌。
ラジオ歌謡で昭和24年(1945)8月8日から放送されたという。

 

昔々、知的な感じの人がこの歌を口ずさんだ時、この人はこんな歌も知っているのかと、驚いた。
知らなかったその歌を初めて耳にした私は、恵まれている人にもいろいろなことがあるんだ、と胸が詰まった。

風通うベンチでお茶の美術館。

2020年6月7日(日曜日)

6月が一番良い季節と書いてはみたものの、自信があるわけではない。
庭や風景をいいなあと思うと、たまたま6月が多かった、という程度のことでもあろう。
5月も非常に良い日はあるが、風が強かったり、すぐに崩れたりで、6月ほど安定感は無い。

開館して1週間が過ぎ、お客様でンチに座られる方をよくお見受けしている。
本日海からの風が田んぼへ吹き抜けるベンチに、着物の方が座られお抹茶を飲まれた。

 

 

和装と水田の取り合わせは時代を越えている。
着物の色と植えたばかりの苗の色が全く一緒。

6月の草地と雲と夕暮れ、それに電車。

2020年6月6日(土曜日)

雨が降らず良い季候の日が続いている。
本日土曜日午後から曇り空が次第に明るくなり、雲が賑やかになった。

 

樹下美術館隣の草地は、一面にブタナの黄色い花がきれいだった。

同じ外来種でも花が小さなブタナは大きい金鶏ギクよりそれでも景色が良い。旺盛な繁殖力で随所の草地を我が物にしている。
日が経つにつれ花がしぼみ、白い穂(綿毛)に変わりつつあり、眺めとしては悪くない。。

 

近づいてみた。

 

さて陽が傾き始める頃、西の空に光のスジがクシ状に現れていた。
雲による光芒だと思っていたが、太陽から離れた所から始まっている。
するとスジ雲ということになるが、こんなに強いコントラストで直線的なのは初めて見る現象だった。どう説明されるのだろう、分からない事が多くて困る。

 

 

中層から高層までさ、まざまな風を反映して賑やかな雲。

 

大きな夕焼けのスポットライトの中からほくほく線の電車が現れる。
半円の夕焼けはたまに見ますが、不思議といえば不思議。

 

午後1時から5時までの四時間の営業ですが、ぽつぽつとお客様に来て頂き、展示をご覧になったり、風が通るカフェやベンチでお茶を飲んで頂きました。

皆様有り難うございました。

水浴びするシジュウカラの若鳥。

2020年6月4日(木曜日)

さすが長袖はかなわない、という暑い日。庭をいじるので出始めた蚊に用心して仕方無く長袖。

昨日セキレイの求愛でしたが、本日はシジュウカラの水浴びです。庭の水鉢に次々4羽が現れました。

集まったのはいずれも口ばしに黄色味が残る若鳥でした。
一昨日、親から給餌を受けていた兄弟姉妹でしょうか。
そうだとすると、もう自立?水浴びはいいとして自分で餌が獲れるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モニターを見ながら撮っていましたが、親鳥は現れませんでした。
この子たちは本当に自立したのかもしれません。

一方親は再度身ごもり、二回目の産卵の備えに入ったことも考えられます。
巣作り、身ごもり、産卵、抱卵、孵化、餌運び、巣立ち、木立での給餌、子の自立、すかさず二度目の身ごもり。
何という親であり、子でしょう。

見ていると支配と服従もなく、組織だったものも、税金などもちろんありません。
厳しい自然に甘んじ、夏冬に耐え秋を楽しむ鳥たち。

可愛いので沢山出しました。
ちなみに、子達は親が教えなくても、自然に水浴びをするようになります。
数ヶ月後ほかのグループも入れて、十数羽で水浴びにくれば最高ですね

本日ご来館の皆様、まことに有り難うございました。
お陰様で樹下美術館としましては、順調なスタートだと思っています。
コロナウイルスに対しましても、気を使って頂き深く感謝しています。

夕刻にハクセキレイの求愛行動。

2020年6月3日(水曜日)

今夕ほくほく線の夕焼けをみるべく農道へ出かけると、車の前方で奇妙な動きするハクセキレイに出遭いました。

 

頭を上下させる動作を何度も繰り返す。

 

向かい側にうずくまっているハクセキレイがいる。
色調が薄いのでメス、濃い左の個体はオスであろう。

 

おじぎ動作を繰り返しながら、少しずつメスに向かって行く。

 

 

距離が縮まってきた。

 

3分ほどかけてここまできた。

 

オスが低く身構え飛びかかる寸前、メスが飛び立った。

 

今度は、先の場所で互いに追かけっこを始める。

 

時々二羽で飛び立ち、絡み合うような動作をするのがきれいだ。
しかしカメラに上手く収まらない。

 

ここここでは、メスが激しく鳴いてオスを追い反しているように見える。

 

この時のメスを大きくしてみました。大声で叫んでいるようだ。
結局二羽とも飛び去りましたが、ほかでまた始めるのかもしれません。

 

遅い時間の車中からの写真は上手く行きませんでした。
しかし話に聞いていたハクセキレイの求愛ディスプレイを初めて観ました。

繰り返されたおじぎのような動作は、挨拶に見えますが、餌を採る動作にも見えました。
〝僕はこのように熱心に餌を採るので、どうか宜しく〟と訴えていたのではないでしょうか。

熱心な求愛行動からこの鳥は、恋数え鳥、恋知り鳥とも呼ばれ、
日本書紀にイザナギ、イザナミは、子の作り方をセキレイの行動によって知ったと記されているようです。

本日は良い機会でしたが、暗くて残念でした。
鳥を観ている間に、お目当ての電車は通り過ぎて行きました。

清々しい風光のなかで。

2020年6月2日(火曜日)

本日ご来館いただいたお客さま、有り難うございました。足元、空とも良く、過ごしやすい日でした。

館内の展示はおおむね好評で喜んでいます。

以下は本昼の庭です。

 

 庭の良い場所に色新たに掘川紀夫さんのテンセグリティが爽やか。

 

樹木が成長し、ますます奥行きが深まった庭。

 

ご近所の方が竹垣を作って下さった。これまでは牧場の柵のようでした。
界隈の方たたちは本当に器用です。

 

咲き始めたガクアジサイ。

 

陶芸ホールの真裏に、テーブルと3客の椅子を置く予定です。
椅子を出してコンクリ-トを打つ広さをみたところです。
田んぼと庭がよく見える、一番良い場所かもしれません。
(この写真は一昨日の開館準備の日に撮りました)

 

木々の中からさかんにチーチーと鳥の鳴き声が聞こえました。
目を凝らすとシジュウカラの親子でした。
給餌をしながら巣立ったヒナ(矢印)に自立を促しているところです。

あの灯りの中で育ったヒナでしょうか。この時期、栄養たっぷりのヒナに比べ、重労働の親の方が小さく見えます。
いずれ水浴びにも訪れることでしょう。

お客様には、不安定な感染症を気遣いながら過ごして頂き、とても感謝しています。

当館にしては順調なスタート 高速道路沿いのウノハナとノイバラ。

2020年6月1日(月曜日)

東京が新型コロナウイルスに対する警戒水準を2に下げた。奇しくも樹下美術館はその日に開館となった。

毎年初日の入館者は少なく静かに始まる樹下美術館。今年は15人様の出発となった。制約の中での出発にしては、ほどよいことと思った。

 

さて本日美術館から仕事場への道で、高速道路の土手に咲く白い花に眼が止まった。
ウノハナとノイバラだった。みどり濃い草木の土手の至る所から波しぶきのよう咲く花に涼しさを覚えた。

以下はウノハナ。

 

びっしりと花がつくウノハナは、確かに垣根の花に相応しい。
樹下美術館にもあるが、わずか幅1メートルほど。

大叔父が作曲した「夏は来ぬ」。あの清々しくも高らかなメロディをくちずさみながら、仕事場へと戻った。

ウノハナに混じってノイバラが咲いていた。一帯に自生のものがあるので植栽されたのかどうか分からない。

 

 

見おとされがちだが、近づくと大変可愛い。

やや驚いたことに薄いピンクのものが一株あった。
園芸種といえるほどきれいだった。

 

本日開館でしたが、北九州の事などを考えれば、まだ油断はしないほうが良いようです。お客さまにはマスク、手消毒、椅子を離すなどお願いしていますが、皆様は自然に応じられたと聞き、有り難いこと、と思いました。

お越し頂いた皆様あり難うございました。

宮崎館長様と館員さま、いつも早々に有り難うございます。ご本有り難うございました、まもなくですね、ぜひ伺わせてください。

樹下美術館は明日午後から開館です。

2020年5月31日(日曜日)

日中はおおむね曇りの日曜日。
明日から今年の樹下美術館が始まります。文字通り〝いよいよ〟あるいは〝ようやく〟という感じです。
およそ半年の休館などは未経験。果たしてお客さまは覚えて下さっているだろうか、来てもらえるだろうか、とやはり心配しています。

6月は午後1時~5時の開館ということで、どうか宜しくお願い致します。一通りのウイルス対策に加えカフェも飲み物とお菓子・ケーキ類だけで、本当に申し分けありません。
手前味噌ですが、展示と庭、それに食器を少々頑張りましたので、どうかお許し下さい。

 

本日芝を刈ってみましたところ、まだら模様が現れました。
毎年のことですが、伸ばしすぎたようです。
また手当をしていきたいと考えています。

 

本日曇りの空は夕刻に茜が射し、いっとききれいになりました。

 

美術館のそばの新堀川。

 

 

 

今年の近辺の海はアジやキスが良く釣れているようです。

明日のお天気は一日中曇りということです。来週は晴れたり曇ったり、時に雨が混じるか、という予報です。
いろいろなお天気の樹下美術館をお楽しみ頂けたらと、思っています。

「どうか宜しくお願い申し上げます」

間もなく開館 花の往来 美しい夕暮れ。

2020年5月30日(土曜日)

明後日の開館を前に、本日もスタッフは午前から準備をした。
無雪の今年は早くから展示を仕度し、庭をいじってきた。展示は順調にいけば、あと7ヶ月皆様に見て貰える。しかるに、そそとして始まった春の花たちのシーズンは、結局一瞥もされずに終わった。思えば随分可哀想な話だった。

曲折を経て植物たちの出番は夏の庭からとなった。
見所は木々の麗しい緑とその陰であり、花はまず植えたばかりの赤いサルビアと数本のバラ、それからすぐにアジサイやアスチルベにキョウガノコ、フウロソウ、シモツケなどが見頃を迎えるはず。
願わくばこの花たちは、去って行った椿に桜、レンギョウや丁字ザクラ、ヒュウガミズキ、そしてクリスマスローズ、イチゲ、スミレ、エビネ、スズラン、ミヤコワスレ、チューリップ、ボタン、芍薬、さらにアヤメなどに代わり、お一人でも多くの方に観てもらえれば、と思う。

本日は夕暮れの空がきれいだった。

 

 

 

ほんの少しだけ雨を降らせた大正時代の乙女のような雲。
広い水は田植えを待っている田んぼ。

 

今日だけは丁度良い時に電車がやってきた。

 

美しい夕暮れは、一日の終わりに授かる贈り物。

北九州市のような事が飛び火をしないよう祈るばかりです。

今年仲間入りしたカフェの器です。

2020年5月29日(金曜日)

14年目になる樹下美術館。今年はカフェの器を一部入れ替えました。
以下のようにイギリスはシェリー社の3客、バーレイ社の2客、ドイツのマイセン社の2客です。

 

シェリー社のクイーンアンタイプは1929~30代のアールデコ調です。
バルーンツリー(1客)

 

同じくクイーンアンですが、呼び名が分かりません(2客)。
とてもすっきりした印象です。

 

同じくクイーンアンタイプのレッドデイジー(1客)
ワンポイント、オレンジ色の花が効いています。

 

バーレイ社のブルーキャリコのカップ&ソーサー(2客)。
日本で言えば染め付けの器ですね、落ち着きます。

 

長く人気を保っているマイセンのピンクのバラのシリーズ(1客)。
ペインター職人たちの手書きにより絵付けされています。

 

同じくマイセン、ベーシックフラワーシリーズのカップ&ソーサー(1客)。
上掲と同じく深い皿が落ち着きます。

6月のひと月間の樹下美術館は、午後だけの開館です。カフェのメニューもケーキと飲み物に限定させていただいてスタートです。

緑の庭を眺めながら、新しく仲間入りしたカップなどで楽しくお過ごし下さい。

今度こそ開館その2 齋藤三郎(陶齋)の「椿と梅 」。

2020年5月28日(木曜日)

昨日は今年展示の倉石隆作品を紹介させて頂きました。続いて本日は齋藤三郎(初代陶齋)の陶芸作品です。

3月~7月の前半を「陶齋の椿tと梅」展にいたしましたが、コロナに対応し休館のままに二ヶ月半が経ってしまいました。
あと二ヶ月、本日展示25点の作品から一部をご紹介させて頂きまます。

陶芸ホールを入ってすぐ左の展示です。
手前に色絵の椿文壺、向こうは赤絵の椿詩文壺と椿文の筆および香盒です。

 

民芸の味わいを有する鉄絵椿文皿。上越市における比較的初期の作品です。

 

色絵椿文壺。昭和40年代、華やかな椿樹を大らかに描いています。

 

梅文のペンダントヘッドと香盒。
師である富本憲吉の梅が継承されています。
香盒は初期、ペンダントは中期に相当する作品です。

 

手前の酒器は赤地に金彩で梅の枝が一面に描かれています。
向こうの鉢は椿樹を梅が囲む大胆な意匠です。
ともに中期に相当する晴れ晴れとした作品です。

 

向こうは梅枝をあしらった皿6枚。
手前は最初の師・近藤悠三の赤絵と呉巣の描き分けによる梅枝の鉢。
見込みの文字は「壽山萬丈高」でしょうか、参考として展示いたしました。

寿山といいますと、師・近藤悠三に続き、若き陶齋が腕を振るったのが「壽山窯(じゅざんがま)」。
宝塚市雲雀丘で、サントリー創業者・鳥井信治郎が有した窯です。

梅は二人の師、富本憲吉および近藤悠三が好んで描いたモチーフに習って描かれています。椿は、上越市寺町に窯を開いてから独自に創り出した文様で、長く好んで描き、多く愛されました。
時代により花の形状が変わりますし、中頃からは椿樹も描かれるようになりました。

陶齋作品の前期は地味めで一種民芸風、中頃から色数が増えて華やかなになる傾向が見られます。ご自分の好みを考えながら、どうかご覧ください。

 

本日はスタッフで展示準備と庭仕事でした。午後にはコロナの対応を皆で確認をしました。

以下は作業の一部です。

当初から庭にトクサの一角があります。
常緑性ですのが、細いため冬期は雪でバラバラに倒れます。
それで初冬に短く刈ります。
不思議な事に、冬を越すと上部が枯れて白くなり、見た目が良くありません。

 

それで本日、皆で上の枯れた部分を取り去りました。
大変でしたが爽やかになりました。
まじっている植物はこの場所が好きなリンドウです。

 

ようやくカーテンが上がり、呼吸を始めた樹下美術館。

〝良い季節になりました〟

こんどこそ開館その1 倉石隆の展示。

2020年5月27日(水曜日)

しばしば湿気を感じる日があり、早くも夏の気配。
人により着ているものが色々なのが面白い。私はまだ時にチョッキが必要で、ひと様のように半袖は無理。

かって書いたように思いますが、昔から一年で一番好きな月が6月でした。
生き生きした樹木と多彩な花々、穏やかな日射しに清々しい風と雲。
梅雨の初めの頃までの自然は、生気と調和がみなぎり、特別なことが無くても、ある種しあわせを感じます。
以前はもっと6月に拘り、2007年の樹下美術館の開館はぜひ6月にと進めたほどでした。

ウイルスパンデミックに見舞われた今年、奇しくも開館が6月1日となりました。まだ曲折があるかもしれませんが、どうか良い月であれば、と願っています。

今後数日は、あらためて展示やカフェなどのお知らせをさせていただきたいと思います。
本日は絵画・倉石隆の展示についてです。今年は「細長い絵と本」です。

正面に油彩「イブ」「黄昏のピエロ」「晩夏(向日葵)」「悲しみの像」「ネグリジェ」の5点を掛けました。好評だった昨年を継続しました。
今年の新機軸は倉石隆が挿絵や表紙として携わった本の展示です。狭いスペースですが、5つのテーブルを用意し21冊の関連した本を並べました。

 

本で賑やかです。

 

5点の細長い絵。
過去に展示した中から特に細長い作品を架けてあります。

 

 

 

倉石隆が本に携わった時代はモノクロ(白黒)からカラー版への移行期でした。

開館以来、関係書物を集めました。まだ十分ではありませんが以下のタイトルで21点を展示致しました。
「不良少年」「一切れのパン」「小公子」「ふしぎな球」「金色のあしあと」「うつくしいおくりもの」「魯迅」「ちきゅう」「人形使いのポーレ」「黒森へ」「森の少女」「十五少年漂流記」「下北半島の風」「罪と罰」「カラマゾフの兄弟」「従姉妹ベット」「二人のイーダ」「ドレミファランド」「ひかりのくに」「宝島」「しあわせの王子」
です。

展覧会出品にみられる油彩の人生への自己表出、対して読者への思いやりに満ちた挿絵・表紙作品。
芸術家が生きるために費やす心の深さを、どうかご覧下さい。
油彩と挿絵。形は異なりますが、生きることへの〝寄り添い〟が共通しているのではないかと思っています。

デッサンを極め、人物画を追求した倉石隆にとって、書物の挿絵は性に合っていたにちがいありません。

長くお待たせ致して申し分けありませんでした、6月1日開館です。

2020年5月25日(月曜日)

新型コロナウイルス感染拡大に対しまして、3月15日の開館予定日を長々と延長してきました樹下美術館。

多くの県で新規の感染報告がゼロになり、それが続くようになりましたので、

樹下美術館は6月1日(月曜日)に開館いたします。

昨年閉館の12月15日から数えますと、ほぼ半年お休みしたことになります。
新たな状況下の開館を迎え、スタッフとともに展示、カフェ、庭などのチェックをして、来る6月1日開館という次第です。

以下に今年の概要をお示し致しました。

           

小規模ながら感染は続いています。辛いあと戻りにならないよう、用心をしながらのスタートです。

7月からこれまでのように午前10時~午後5時まで開館、カフェのメニューも以前に戻る予定です。

色々申し分けありません、どうか宜しくお願い致します。

8時間の庭仕事。

2020年5月24日(日曜日)

日中お天気に恵まれた日曜日。
妻は午前に所用。私は10時ころにサンドウィッチと果物、ヨーグルトの朝昼兼用を摂り、10時半から庭仕事。

芝生の肥料撒きと撒水、20余株のクリスマスローズの施肥と撒水、雑草取り、バラ植栽の手伝い、切り出した芝の移植、ススキ周囲の除草と芝止め、飛び石のみぞ掃除、まだ小さい柿の剪定などを行った。

途中木陰でお茶の休憩をしたが、午後6時半までおよそ8時間の庭。相当に汗をかいた。
茂る草木の中でしゃがむ時間も多く、最後の方では気持ちが悪くなってきた。脱水を心配して水を飲むと美味しくていくらでも飲めた。熱中症の手前だったかもしれない。

早くも芝刈りをしなければならなくなった。

本日バラ植えの様子。主に午後から来た妻が取りかかり、穴掘りの一部を手伝った。
何故かコンクリートの屑が層になっている部分があり、手こずった。

昨日植えたマリアベール。

 

仕上がったチャイコフスキー。
少しレンガを調整しなければならないようです。
いずれも飛び石に接する部分はレンガを省略し、Cの字になるようにしました。
(丸く囲むと固く窮屈な印象になるためですが、如何でしょうか)
植えた薔薇は5,60㎝でまだ小さい。場所が良いのでどんどん成長する事でしょう。
早速消毒です。

 

8時間も庭にいたことが無く、かなりきつかった。夕食のラーメンと餃子の塩気をとても美味しく感じた。

開館を願って&本日の庭仕事。

2020年5月23日(土曜日)

早々に休館を決め、未だそれを続けている樹下美術館。
大げさに言えば、明後日25日、予定通り一人で諮問委員会をひらき、6月1日開館を決める手順にしています。

あまりの慎重さですが、三ヶ月余、本業で味わった何とも言えない緊張感は簡単に収まるものではなく、用心深くなってしまいます。
5都道府県が解除されても、拡大当初はこの程度の水準だったことを考えれば、そう安心はできません。
いずれにしましてもこのウイルスの未知性を前提に、慎重に歩むほかありません。

本日は伸びやかな雲景色、気持ちの良い空でした。妻は一カ所目の芝生のバラを植え終わり、二カ所目の仕度でした。
私は頸城園芸のあるじに聞いたように、終わったクリスマスローズの根の周囲をほぐすように施肥をしました。来年の大株を夢見て行った次第です。
いずれも拙い仕事ですが時間を忘れます。

 

樹下美術館の開館前から頑張っているメアリーローズ。
この花に被さるように伸びてきた木の枝をすっかり払うと
気持ちよさそうな表情になりました(今夕の様子です)。

東京都などの解除を心待ちにしています。

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